RHEINMETALL 12.8cm K44 L/55
2016/08/19
以前から製作に着手していたものの、仕掛かり中のまま放置しておいた独・ラインメタル社の12.8cm砲です。
クルップ社の12.8cm砲の姉妹砲といったところでしょうか。
キットはライオンロアという中華のメーカー製です。
割と精度は良い方ですが、接着剤を塗ると容易にヒケてしまうので、パテ盛りが欠かせません。
変色して汚く見えるのは、ヤスリがけした部分にラッカーシンナーを塗って平滑に仕上げた部分が経年変色したためです。
品質には影響ありません。
大戦末期のアイテムということもあり、資料があまり無いため、ディテールアップや修正等は必要最小限にとどめています。
とりあえず、シャベル等の留め具を銅線でディテールアップしました。
その他、転輪のブレーキワイヤーを真鍮線や真鍮パイプでディテールアップしています。
ただ、当該箇所の根元が極めて細いプラ製のため、この部分の塗装は極めて慎重に処理する必要があります。
この部分も真鍮で作り直しておくべきでした。
キットでは、後部リンバーを取り外し、前4輪を跳ね上げた射撃状態が選択出来るのですが、あまりに独特のスタイルのため、写真の運搬状態に落ち着きました。
ただ、運搬状態だと砲架や砲が可動して細かい部分が破損する危険があるので、車輪以外は固定しました。
このため、奥まった部分や細かい部分の塗り分けが大変そうです。
組立後、中性洗剤でシッカリ洗浄し、エアブラシのエアで水滴を除去しました。
とりあえず一晩扇風機に当て、乾燥したらいつも通りにサーフェーサーを吹き付けて、塗装の下地を作ります。