VOLANTEX RANGER EX(757-3) 初飛行
2020/10/28
前職時代より製作中だったVOLANTEXのRangerEXですが、今回某田んぼにて初飛行してきました。
風が6m近くありましたが、とりあえず飛ばします。
FPV機という前提でカメラを取り付けることが前提であるため、かなり後重心です。
現場でペンチやレンチを束にしてバラストとし、重心位置を前に移動。
ちなみに、本機は主翼の重心位置に溝が掘ってあり、両中指に乗せて重心位置を容易に確認することが出来ます。
重心位置を確定後、直ちに風上に向かってハンドローンチ。
かなりの重量級機体ですが、割とスルッと上空まで駆け上がります。
久々だったため、エルロンやエレベーターの逆打ちを連発・・
これに強風が相まって、幾度となくコントロール不能の危機に見舞われますが、田んぼを大きく3週ほど周回して着陸を試みます。
ちなみに本機はセラDS-X以来のフラップ装備機となりますが、セラDS-Xはフラップの効果を確かめる前に墜落してしまったので、実質的には本機が最初のフラップ機となります。
で、着陸に際して目一杯フラップを下げると、まるでVTOL機のようなホバリング状態で見事なエアブレーキがかかるではありませんか!
重量級の機体で、上空ではやや飛ばしにくい印象ではありますが、少しフラップをおろした状態でフライトすることにより、見違えるほど飛ばしやすい機体になろうかと考えられます。
が、後続機の製作予定が溜まってるので、今回で除却することとします・・
【カスタム箇所】
機器トラブルによる墜落は絶対に避けたかったため、機器類は信頼性のあるものに全取っ換え。
・キットのモーターは素性が知れないので、SUNNYSKY製X2820-KV1100型ブラシレスに変更。(5500円)
・キットサーボはメタルギアとプラギアの混成のため、コロナ製DS-919MG、929MG、939MGに交換。
いずれもメタルギアで、1個1300円くらい×6個。
・ESCも40Aと4セルタイプの割に貧弱な印象であったため、OSのOCA260(60A)を導入。(スーパーラジコンで8700円)
・受信機はリモートアンテナ付きJR製RG731BX(時価8000円くらい)
その他改良箇所
・主翼留めネジをキャップボルトから蝶ネジ式に改め、レンチなしで主翼を脱着できるように改良。
・キットではランディングギアが僅か3mmほどのビス2本で留める方式なのですが、金属アングルと角材を用い、機体の内側と外側でサンドイッチしました。これはバラストも兼ねています。
・エルロンとフラップを二本一組に束ね、チャンネルのタグを取り付けて、迅速確実に配線できるようにしています。